病院に着くとすぐさま『回復室』と言うところに

搬入された


その日の担当の看護師がやってくる


「すみません

 少しお話をいいですか?」


「はい。」


サラリーマンは事の一部始終を話した

よく分からないがとりあえず麻美の横に付き添った


看護師が麻美の持ち物を見る

カバンの中に社員書があった


名前や住所などをカルテに書き込んだ


医者が診察にやってきた

10分くらい診察しただろうか


「多分、栄養失調と脱水症状だろう。

 点滴を出しておくから。」


看護師とサラリーマンに告げた


「点滴したらよくなりますよ。

 ご心配でしたね。

 身内の方などには、こちらからご連絡差し上げますので…。」


看護師はサラリーマンに告げた


「はい。よろしくお願いします。」


サラリーマンは深々と礼をした


「林麻美さん…か…。」


麻美のベッド柵の名札を見てボソッと呟いた