ふと我に返ると

周りから質問の嵐―


「田中君、なんで隠すの~?!」


「元カノー?」


修司の慌てている声が私の耳に入ってきた


「いや、そんなんじゃねぇよ!!

 ちょっとした知り合い!」


「へぇ~

 それでねぇ~

 ははぁ~ん。」


なんだかこの時間が凄く楽しかった

私は久しぶりに心の底から

笑った気がした