3日後―

弁護士の先生から

私の元へ電話がかかってきた


「もしもし?

 先生?!どうしたんですか?

 えぇっ!!!」


私が先生と慕っていた花園先生は

医者ではなく

エステティシャンの一人だった、と言うのだ


私は腸が煮えくり返る思いで

経歴査証の情報を聞いた


人って

いつからこんなに

信用できない生き物になったんだろう…


目が見えなくなった私は

人を信用し、頼りにしなくては

生きていけない…

なんだか寂しい世界になってしまった気がした