日曜日―

私は恵美に連れられ

病院で診断書を受け取った足で

そのまま弁護士事務所のドアを叩いた


今までの経緯を説明し

裁判を起こしたい旨を話した


これ以上、私のような犠牲者を出したくない…

その気持ちが強かった


弁護士さんはとても優しく親身に私の話を聞いてくれた


「そうですか…

 それは大変でしたね。

 これならきっと裁判には勝てますよ。

 一緒に戦いましょう!」


弁護士さんの存在は私にとって

とても心強かった


私と恵美は地道に資料作りと情報整理を行い

これから何ヶ月先に始まるか分からない裁判に備えて

少しづつ準備をしていく事にした