恵美は私の言葉にかなり驚いた様子で

コーヒーを啜るのをやめ

力強くグラスを机の上に置いたのが分かった


「それって医療ミスじゃん!」


恵美は主張した


「やっぱそうなのかなぁ~?」


「当たり前じゃん!

 文句は言ったの?」


「ううん…。

 もう関わりたくないと思って行ってない…。」


「ダメだよそんなんじゃぁ!

 麻美は自分の人生を変えられたんだよ!」


「でも…もとはとい言えば私がエステに行ったわけだし…」


「そんなの関係ないよ!

 こっちは素人で何もわかんないんだし!

 文句言いに行くべきよ!

 被害者を増やさない為にも店側には知らせた方がいいって!!」