「え、ほ、本当!?」


圭輔から

OKの返事がくると思わず、

真由は目を潤ませながら

圭輔を見た。


「じゃあ、

 ホテルでの自由時間の時に

 菅野の部屋に行くよ」


圭輔の言葉は

まるで夢の中の話なのではないか

と思う程、

真由の身体は

ふわふわと宙に浮いている。


「う、うん」


ぼうっとしながらも

真由は返事をした。