「あの……。

 杏奈はどのグループに

 なったの」


どうか

圭輔と一緒であって欲しいと、

真由は両手を合わせながら

すがるような目をした。


しかし杏奈の表情が

一瞬にして曇った。


そしてゆっくりと

真由に向かって話し始めた。


「ごめん、真由。

 私、香坂君と

 一緒じゃないんだ……」


その会話を聞いていたのか、

高笑いしながら

3人の影が真由たちに近付いてきた。