「悠!」


悠の背中をポンっと叩いたのは晴香だ


「晴香じゃん、おはよー」


悠はまたあの無邪気な笑顔を笑った


「悠来るの遅いよ!寂しかった!」


晴香は可愛げのある声で悠の手を握る


「ごめんごめん」


優しく晴香の頭を撫でる


「じゃあたし次の授業移動だから行くね!」


晴香達の集団が教室から出ていく


(やっとうるさい奴らが消える…きゃーきゃーうっせぇんだよ)


悠が慎哉に耳打ちした