「んな訳ねぇーだろ。俺は華が好きなんだよ。」
本当は華が好きだなんて言いたくない。
「てか、北上今日の朝からホームルームも出てないくせに華の事故のこと知ってたんだよね??ってことはさ、その事故が起こるときに華と居たんじゃないの??梨由昨日、今日は北上が先帰って言ってたって言ってたし。」
「うるせーな!!お前には関係ねぇー……」
はぁ……
俺、こいつには勝てねぇわ。
「………どーせ、自分のせいで華が……とか思ってんでしょ。」
「……確かに俺は昨日華と居た。華は俺に告ってきた。でも俺は無理だって言ったら泣きながら校門まで走って行ってさ。んで、轢き逃げされた。」
「ほら、やっぱり華の事故が…「違う。」
俺は平澤の言葉を遮った。
