学校も終わって家に帰った。

猫をかぶったS、ねぇ。

いい例えかもしれない。


って、そーじゃなくて!!

絶対にやれって…

テストで90点以上とれ!!とか

この問題をとけ!!とか

無茶なこと言ってこなければいいんだけど。

スパルタだったり…

意外な顔って…

あぁ!!もう!!

そんなこと考えたくない!!

ベッドの上で転げまわる。

と、思ったら床に落ちた。

「ったぁ…」

落ち着こう、うん。

腰を抑え起き上がると、机の上に置いてあった携帯が鳴った。

誰?

携帯を開いてみると『メール一件』とあった。

受信ボックスを開くと、朔真だった。



『こんばんは。元気してるか?って今更かww
今度の木曜日、うちのおかんが旅行行ってくるらしくて
俺が留守番する羽目になった。でさ、俺ろくに料理できないの知ってるだろ?
だから、その日からお前んちで飯食うことになったからよろしくな。』



なんじゃこれは。

いつの間に話が進んでたんだ?

ま、とりあえず朔真が家に来るわけね。

朔真が家にくるのって久しぶりじゃない?

なんか緊張してきた…。

い、いつもどうり。いつもどうり。


朔真に返信して、お風呂に向かった。