好きとか、考えたことなかった。
確かに一番仲がいいのは彼で、好きといえば好きの部類で。
ただそれは、沙羅ちゃんほどに真剣みも熱っぽさもなかった。
いて当たり前、に近い存在。
そのあとどう別れたかも帰ったかもわからないまま夜になってごはんをたべて、気がついたら自分のベッドに寝転んでいた。
「…どうしよう」
こんなこと、いままでになかった。
恋愛事の協力をすることも、ましてやそれが自分の友達同士なのも。
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