「じゃあ私いつものとこで待ってるよ」


「ん」



帰りの約束をして、彼の絵の進み具合とかを聞きながら歩いた。



「雪子も……一緒やったらな」


「ん?なに?」


「…んーん、なんもない。雪子は部活入らへんのやな、って」



彼の言葉に、私はわらった。



「…そう、だね。入れたらよかったんだけどね」



あはは、と笑ってごまかした。