6月。

高校生活もなれてきた6月。友達もできて、部活にもなれてきた。

あるHRの時間に先生が、
「なれたころだし、席替えでもやるか♪」

と提案してきた。
もちろん、みんなOKなわけで、bigイベントじゃないのに騒いでる。

「やっと席替えだね!日向はどこになりたい?」

と、話しかけてきたのは私の長くからの友達、道明寺晃。名前の通り社長の娘でストレートの黒髪がよく似合うお嬢様。成績も優秀。普通の高校に通っているわけはいろいろあるらしい…。

「うーん。窓側の後ろかなぁ~!」

隠れて寝れるしね~

「どーせ。寝れるからでしょ!!」

「なんでわかったの!!」

図星なんですけど、

「何年友達やってると思うのよ~」

「おい、道明寺席につきなさい。」
と先生。

いよいよ席替えのくじをひくみたい…!

「日向ひいて?」
と学級委員の人。

ドキドキドキッ。

えいっ。これだー!
「……15番」

黒板見ると、、