夏というものは何か特別だ。
そして、高2の夏というものは、なぜか"響き"がありすぎる。
そのせいなのかなんなのか知らないが、異様に恋に落ち始めるpeopleばかりだ。
「舞ぃ、昨日純と映画行ってきたんだぁ」
「はいはいよかったですね。次はホテルでも行ってらっしゃい」
最近特に目立つのがこいつ、木戸 ゆい。
いつもノロケ話ばかり聞かされる。
嫌味で言ってないのでムカつきはしないが、ちょっと面倒になってきた。
「ホ、ホテル……」
そんな真に受けないでいただきたい。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…