後ろを振り向くとそこにはチャラチャラしてそうな男の人が二人いた
「ねーねー、彼女こんなとこでなにしてるの〜??」
あたしは後ずさりをしてそこから離れようとした瞬間、二人うち一人の男の人に腕を捕まれた
「えーっ、なんで逃げるの〜?お兄さんたちと遊ぼうよ〜(笑)」
"怖い"、"誰か助けて"
あたしは涙目になりながら心のなかで助けを呼んだ
しかしここはあまり人通りが少ないので助けは来なかった
"愛美""愛美"
怖いあまり愛美の名前を心のなかで叫んでいた
すると強く握られていた腕が弱くなっておりつぶってしまっていた目を開くとそこにいたのは担任の笹本先生だった
「いててっ、なんすんだよてめぇ〜」
「こいつは俺の生徒だからこの手を離してもらうぞ」
先生は男の人に殴られそうなのを見事にかわして捕まれていた手が緩くなった瞬間、先生はあたしの腕を掴んで一緒に逃げてくれた