「…… やばっ!!完全に遅刻する!」


昨日の夜は海翔に言われたことで頭がいっぱいで全然眠れなかった

私は朝食も食べずに家を出て駅へ向かい電車に乗った


まだギリギリ間に合うかな?


「後、10分… 全力疾走すればまだ…!!」


「あれ?お前寝坊?」


「はっ!?アンタだっ…って海翔!? 」


振り向くと後ろには海翔が居た


「おう、はよ てか遅刻するぞ!走れ!」


私の手を引っ張りながら走るかいと



…速すぎる


「ま…、待っ…速、い…」


「んなこと言ったって、こんぐらいしないとまにあわないぞ!?」



「そ…、そんなっ!」