―高校生の私―
〜 saki 〜


今日から高校生1年生


4月5日 桜は満開


家から高校は少し遠く

少しはやめに出ないと間に合わない



楽しみな気持ちと
少しの不安



小学生じゃないけど
昨日はあまり眠れなかった



(まずは友達かな)


知り合いが全くいない
この場所で
友達が出来るか
不安だった



( 大丈夫かな )



そんなことを考えているうちに 学校へ着いた



「 …よし、がんばろう」


2−B 氷花 咲



席は一番後ろ

人が見やすい場所で
何度かここになったことがあるけど


私はこの席が一番好き



空も見やすく
不思議と落ち着くんだ



「こんにちは 氷花さん」


「 あ、えっと…」


声を掛けてくれたのは
前の席の 確か…
寺島 愛


雰囲気は和な感じで
笑顔がすごく可愛いだ



「 はじめまして
こんにちは 私は寺島 愛よろしくね」



「えっと…私は 氷花 咲こちらこそ よろしく!」


私は少し焦りながらも彼女に挨拶した


「 あ、あのね 私
この学校に 知り合いが全くいなくて それで…」

言いたいことは一つだけ

でも、改めて言うと
少し恥ずかしくて
うまく伝えられない


「もちろんいいよ!」



寺島さんは笑顔でOK してくれた