はあ!?

何なの、こいつ!!

私は更に声を上げた。

「何なんですか!勝手に人ん家あがりこんで!」

睨みつけた私に彼は変わらずへらへらしていた。

「ん、悪かったな。だけどこれには事情があるんだよ」

彼はあぐらをかいて私を見詰めた。

人の家って分かってるの?こいつ。

「どんな事情があったら人の家に

ずかずかとあがりこめるんですか。」

私が怒ったように言うと彼はまた笑った。

何がおかしいのよ。

「怒るなよ」

彼は笑いながら私の頭を撫でた。

どことなく女慣れしてる感じだ。