友乃ちゃんは


よくあたしの家に入り浸る。


うん、ちょっと迷惑(笑)




だけど一緒にいて楽しいし


先輩とちょっとケンカしたときとか


たくさん慰めてもらうんだ。





「はいどーぞー」


「ぬわぁ〜!詩織の匂いがするぅ〜!」




なんだ。


あたしの匂いって……。


あたしが中に入る前に


友乃ちゃんはドタドタと


部屋に入っていった。





「ねぇ、今日ホントに先輩来ないよねー?」


「多分…。何も連絡きてないし…」