「先輩っ、アイスティー飲んでいい?」





水分が欲しいのです。




頬に伝った涙は拭き取って


横にいる先輩に小声で話かけた。





「いーよ」





だけど。


アイスティーを取ったのは先輩で。





「…え?」





先輩は一口だけ


アイスティーを口に含むと


あたしをグイッと引き寄せて


キスをした。





「…っん…」





まさかっ


これは……っ、