嬉しいんだもん。





「ニヤニヤすんな、キモイ」


「へへ〜っそんなの無理!」





だって顔が、無意識のうちに


緩んでしまう。


それは紛れもなく、先輩のせい。





「コラ、ちゃんと歩け。行くぞ?」


「はぁ〜い♪」





先輩の腕に抱きついたまま


上演ギリギリに中に入った。




うっわぁ…


ほんとに満席だぁ…。


右を見ても左を見ても


人 ひと ヒト !!!




人口密度高し。