「もうっ!苦しい!…離してぇ〜」 俺を叩きながら身をよじったから 仕方なく離してやった。 「…学食、行きますよ!!」 すねながら怒るネコも可愛いもんだ。 ……俺の目の前で 詩織は魚を食べている。 ……完璧ネコじゃん。 「…魚、ウマい?」 「え?美味しいよ?」 うん、ネコだ。 「先輩、一口いりますか?」 ところで。