先輩は足早に会計を済ませて


あたしの手を引いて店を出た。




先輩、まだあたしのこと


何も言ってくれてませんよね…?


先輩の感想、期待してたんですよ?




もしかして、先輩はこのヘアメイク


あんまり好きじゃなかった?





あたしの手を引いて


人気のない所へくると


先輩はボソッとつぶやいた。





「すっげー…似合ってる」


「…っ///…ホント?」


「ん…、マジやべぇかも…」





ちょ、あたしも…


ヤバイ。


こんなこと言われるなんて


思ってなかった…っ