「い、いいよ!先輩が寒くなっちゃう…」


「別にいい。まだ中にカーデ着てるし。

 さっき友達と遊んできたから暑いし。」





先輩はジャケットを脱いで


あたしに貸してくれた。




うぅ。


きゅん。ってしないワケないじゃん…。





「お借りします…」





あたしはそれを膝にかけた。


先輩のぬくもりが温かい。




先輩は時にドSで時に甘々になる。




そこが、先輩が好きな理由。


具体的に言えって言われたら


わかんない。


だって全部が好きだもん!