「…眠いから寝るわ…」 「ぅん…、おやすみ」 そう言って、数分後に聞こえてきたのは 先輩の心地良い寝息だった。 先輩、絶対何かあった。 4年も付き合ってたらわかるよ。 あたし……、先輩の彼女だよ? そりゃあ頼りないかもしれないけど 何かあったなら言って欲しい っていうのが本音。 だけど、無理には聞かない。 先輩が話たくなったら聞くの。 いい話でも、悪い話でも 聞き入れたいって思ったんだ。