つっつんと目が会った。


つっつん
「おぉ涼ちゃんおはよ~」


さっきのことが無かったかのように
気まずさを無くす為か
アタシが前みたいに仲良くいたい
って言った為か
つっつんはいつも通り
優しく絡んできた。


アタシは改めて
つっつんの優しさを知った。


20時に終わったアタシは
従業員ルームに1人。
帰ろうと思い荷物をまとめていると


ガチャッ


従業員ルームのドアが開く音。

"晩に働く人が来たんかなぁ"

ぐらいに思っていたアタシ。


「さっみぃ」

と入って来たのは祐。


アタシ
「えっなんでぇ」

不意に出た言葉。


「うぃ~す」

祐はそのまままた更衣室に入って行った。


半年ぶりに見た祐は
なんか雰囲気が変わっていたような気がした。
相変わらずチャラかった。
パーマをあてていたのが印象的。
いつも通りおしゃれで帽子にサングラス.マフラー。
祐はいつもバイクで来ているから
ヘルメットを片手に入ってきた。