次の日アタシは11時からバイト。
つっつんはちょうど休憩だった。
従業員ルームはアタシら2人だけ。


つっつん
「…よぉっ
昨日の返事なぁちょうど今
誰もおらんし聞かせてぇや」


つっつんと付き合ったら幸せに
なれるなんてわかりきっている。


"でもアタシなんか忘れてる"


アタシ
「ありがとうございます。
つっつんと付き合ってたら
きっと涼は幸せです。
やけど涼だったらつっつんは
幸せになれないですよ
それにまだつっつんのこと
全部知らないです。
わがままですけど涼はこれからも
つっつんとは前みたいに仲良くいたいです。」


つっつんはそれを聞いたら走って
店に戻って行った。


つっつん…まだ休憩あ15分もあるのに…


アタシはつっつんを傷つけた。
あんなにアタシをよくしてくれてるのに…


"でもこれで合ってんでな?
スキじゃないやん"

アタシはそう言い聞かせていた。
自分から逃げていた。
アタシはホントに最低だ。


自分が何を忘れているかさえも
この時はまだ気づいていない…。
そんなアタシにつっつんを
フる権利があったのか…


気分が沈んだまま店に入った。