アタシは立ち直る事が出来なかった。
次の日学校を休みアタシは
ずっと祐の事を考えていた。
もちろん諦めるなんて出来る訳がない。
ご飯もろくに食べずに過ごした。


その日の夜初めて祐からの電話がなかった。
そりゃそうだろう。
アタシたちはもうなんの関係もないから。
昨日までとは違うただの友達。


祐とは全く連絡を取らなかった。
アタシは最近体調が悪かったので
学校もバイトもずっと休んでいた。

祐と別れて2週間が経った頃か
アタシは祐にメールを送る事にした。

"これが最後。"

アタシはそう心で思った。


アタシ
「祐さん…?
最近会ってないですね。元気ですか?
祐さんが涼をフッた時涼は
決して否定はしなかったよね?
涼が祐さんと別れたい訳がない。
今こんな事を言うのはセコいけど
涼は位までも祐がスキだよ?

祐が涼じゃムリって言うのなら
涼しかムリって言わしてやる。
涼は祐を振り向かせる為に1から頑張るよ。
別れた理由が言えないほど
祐にもそれだけの理由があるはず…。
祐?涼絶対祐を取り戻す。

祐と一緒に過ごした時間それはたった1ヶ月
ほどだったけど涼はホンマに幸せやったよ。
わがままな涼をいつも必死で涼を優先し
優しく対応してくれてた。
あんときの祐はどこに行ったん?

魚がスキな涼の為に
車で連れてってくれた水族館。
お互いスポーツがスキだった為
たくさん行ったスポーツ観戦。
夜景が見たいと言う涼を
夜のバイクに乗せてくれた祐。
そして…愛の無いH。

1ヶ月というホンマに短い時間やったけど
祐とはいろんな経験をした。
涼にとっては長かったよ?
涼はホンマに幸せやった。

涼が祐を嫌いになることなんて
この先絶対にない。
祐が最後の相手だから。」


送信完了。


ん?アタシは祐をまだ望んでいるの?
祐はアタシのものじゃない。
かなちゃんのものなの…。
諦めれないけど諦めないとイケないの。