いつもの場所。快活だ。
アタシは急いで行った為か
快活に着くのは20分ほど早かった。
とりあえず自転車を停めようとした時
目に入ったのは祐のバイク。
周りを見回すと入り口の横で
しゃがみながらタバコを吸っている祐がいる。
アタシは祐に近づいた。


「おぅ。早かったなぁ。
とりあえず行くぞ。」

アタシはどこに行くのかも知らずに
祐のバイクに乗った。
着いたのは祐の家。
お金持ちだけあって凄い家だ。
祐に連れられて入ったのはリビング。
広くて高級そうな家具が並んでいた。
ソファーにはお母さんが座っており
祐はアタシを紹介した。


「これが涼や。」

アタシ
「こ…こんにちわ」

アタシは状況を理解できないまま
あいさつをした。

祐母
「…どーも」


「んなオレの部屋あれやから
先行っといて」

アタシは祐に言われた通り部屋に入った。
祐の部屋も広く服がいっぱいあった。

アタシは何もわからなかった。
いま祐の家で何が起きているか…。

5分頃経った頃か。
祐が勢いよく部屋に入ってきた。


「ああーーーーーーー」

祐はそう言いながら壁を殴った。
そのあとすぐにアタシをベッドに押し倒し
服を全部脱がされた。
突然の出来事にアタシは戸惑っていた。
戸惑うのもムリはない。
アタシはそういうことをしたことがないから。

アタシ
「祐さんやめて…」


「…。」

いつもの祐とは様子が違う。

アタシ
「祐さん?イヤや。やめよ?」

祐はアタシを無視しアタシの中に入ってきた。

アタシ
「いたっ!!!」

凄く痛かった。

アタシ
「痛い。やめて」

アタシは必死で祐の体を起こそうとしたが
力で勝てるはずがない。

祐は動き出した。

アタシ
「んんっ…んゆ…祐さん…
痛いーーーーー…んや…めて。」

アタシの事を聞くどころか祐は激しさを増す。



祐はアタシの中で逝った。

と同時にアタシの上に倒れて来た祐は…
泣いていた。


「…涼。
ホンマ悪い。
オレ最低な男やな…
お前が初めてってわかっとったよ。
初めてがこんなHでお前を傷つけた。」

アタシはそのまま寝てしまった。




"祐さん分かっていたよ。
祐さんが部屋に入ってきた時から
既に泣いていたこと…。"