ある日アタシは
いつも通り22時にバイトを終えて
従業員ルームで帰る用意をしていた。
そこに一緒にいてたのは
アタシより2つ上のつっつんと呼ばれている人。
つっつんは祐とは正反対。
身長は170ないぐらいの小柄な体型に
クールだし髪は短くない。


見た目だけではタイプではないが
個人的につっつんは
気を使わずに喋れる相手。
つっつんは誰にでも優しく
性格が良いとバイトの皆に好かれている。


つっつん
「どうしたん?
今日元気ないやん」

アタシ
「そんなことないですよ」

と不意に答えたものの
それはビックリしたからである。
今日はいっぱいミスしてしまって
落ち込んでいたところ。


つっつん
「なんもないんやったらいいけど
なんかあるんやったら俺に言っておいでや
相談ぐらいのるから」


そう言いながらつっつんは
机の上にあった紙に
ボールペンで自分の
アドレスを書き、


「はいよっ。
これあげるわ。
俺のアドレス嬉しいやろ?」


アタシを元気にするためか
冗談を言いながら渡してきた。


つっつん
「まぁ今日は辛そうやし
時間も遅いし家帰って早く寝て。
まぁまた、明日でも
メールしておいで。」


アタシはつっつんの優しさが嬉しかった。

その日はつっつんに言われた通り
家に帰ったらすぐに寝た。