11時を周り帰ることに。

この日初めて祐のバイクを見た。
おっきくてカッコいいバイク。


「もう遅いし送っちゃるわ。
チャリ店に置いとけや。
次なバイトある日言うてくれたら
家まで迎えに行っちゃる。」

アタシは祐の後に乗り荒い運転に耐えながら
無事に家に着いた。


「バイクに人乗せたん久しぶりやぁ。
オレよぉバイクに
好きな女しか乗せやんからなぁ。」

アタシは幸せな気分でいっぱいだった。


「オレが家帰ったらかけるわなっ。
待っとれよっ。
スキやぞーーーーー」

祐はバイクにまたがり

「やっぱオレがいつもとちゃうって
バレとったかぁ。」

とボソッと呟いた。

"分かるに決まってる。
だって…
祐がスキやから"


アタシは祐の喋り方がとてもスキ。
俺様が大好き。
祐…。


今日はとても幸せなだった。
大好きな祐と付き合えたこと。
これほど幸せなことはない。
この恋はずっと続くと思っていた。
あんなことが起こるなんて
ちっとも考えることはなく…