アタシはこの日11時inだから
10時半頃に店に着いた。
アタシが着いて少したった頃に
祐が休憩で上がってきた。


「おぉ4時間ぶりの涼やぁ
なかなか眠そうな顔やなぁ。」

と言いながら祐はアタシに近づき
アタシのほっぺをぎゅーってした。

アタシ
「そりゃ眠いですよーーー
祐さんは寝てないですけどね」

アタシもそう言いながら
祐のほっぺをぎゅーってした。


「オレ今日はいつもより
遠いとこまで走ったった。」

アタシ
「ほんま凄いですよねぇ。
しかもご飯も作れるんですよねぇ?
うらやましいです。」

アタシは料理ができないから。


「今度好きなもん作っちゃるやん。
だからそんな病むなや。
オレ今日アップルパイ焼いてきたで。
涼おんねんやったら
持って来たったよかったなぁ。」

アタシ
「えぇ食べたかったですーーー」


「今度オレんち来いよ
なんでも作っちゃるよ
その代わり部屋片付けてくれたらなっ」

アタシ
「行きたいですーーー。
今度連れてってくださいねぇ。」


「おぅ。任しとけぃや」

アタシは働く服に着替えた。

祐は11時半まで休憩。
アタシは11時から。
いつもは10分前には下に降りるが
今日はギリギリまで祐と喋っていた。

アタシ
「じゃあぼちぼちいってきまぁす」


「おぅ。いってら~
今日も頑張ろかぁ」

祐はアタシの前まで来て
頭をくしゃってした。
祐と一緒に働くのはやる気がでる。


その日も無事にバイトを終え
家に帰りアタシらはまた朝まで電話をした。
朝まで電話をすることは
アタシらの中では日課になっていた。

この日は電話で祐と恋ばなをした…。