「す、すまない」

「すまないで済むわけ無いじゃないですか！　つまり今のはセカンドキスって事ですか！？　あたしだって年頃の娘です。それなりにファーストキス憧れていたのにー！！」

ジュークの謝罪の言葉もはねつけ、キサラは彼を批難した。


「本当にすまなーーあ……」

だが、もう一度謝罪の言葉を発しようとしたジュークは途中で何かを思い出した様に固まる。

何だか、嫌な予感がした。


「……何ですか？　その『あ』は」

「い、いや。その……」

言いにくそうなジューク。
明らかに怪しい。