「キサラ、俺を見ろ。その澄んだ新緑の瞳を見せてくれ」

ただでさえ恥ずかしくて目を閉じているというのに、更に恥ずかしくなるような事を言ってくる。

恥ずかしすぎて涙まで滲んで来た。


ジュークは澄んだ新緑の瞳を見せろと言うが、これではむしろ赤くなっているのではないだろうか。

そう思い躊躇っていたが、だからと言ってジュークが自分を離してくれるようには思えない。

それどころか目を開けるまでずっとこの押し倒す様な体勢でいるのかも知れなかった。