数時間雪が積もって、やんだ頃には夕暮れ時だった









そろそろ、帰ろうか?










うん、帰ろうか、









トコトコ、










歩いて、数分後、









あたしは家の前に来た。









また、明日ね!









うん、









京谷は数歩歩いて、スタスタと戻って来た。









「忘れ物。」










そうつぶやくと、京谷はあたしにキスした。









あっ!









あたしはキスして閉じたまぶたをうるうるさせて京谷を見つめた。










ずっと、一緒にいる、だって、アリスは俺の事、支えてくれた。




だから…ずっと一緒にいる、









約束だよ!









これだけは、俺、絶対守る。









そうつぶやくと、京谷はキスした。









「今のは、誓いのキス、」









2人は、ぎゅっと抱き合った。