「じゃあね、秀。」

と優羽が笑顔で手をふる。

「おう、またな。」


俺の家と優羽の家は向かい側にある。
親同士も高校時代から仲が良いらしく
家も近くに建てただとか。


どんだけ仲が良いんだよ。


ガチャ

「ただいま。」

「あら、お帰りー。」

俺が帰ると母さんが台所から
ちょこんと顔を出した。

母さんは18で俺を産んだらしく
まだ35歳。


たまにノリが良すぎてうざい。