「ねぇ、なんで?僕がこんなに
優羽ちゃんに気持ち伝えてんのに
なんで、優羽ちゃんは松谷くん
ばっかり見てるの?」


と佐口くんは少しずつあたしに
詰めよってくる。


「ねぇ。僕のものになってよ?」


「やめて…やめて。」


その時、

ガシャンっと教室の扉が
勢いよく開いた。