あー。
まだ、俺は優羽の幼なじみでしか
ないし。

優羽は俺のだ!
なんて、言ったら絶対優羽に
なに言ってんの?
みたないな目で見られるだろうし。


「優羽ちゃん!」


また、佐口が来た。


優羽を見ると、
またか。みたいな顔をしている。


ほんと、しつこい奴だよな。
しかも毎回、佐口は俺の顔を見て
ニヤリと笑って帰っていく。


あー。
早く、優羽に気持ち伝えなきゃな。
あいつに取られるなんて
絶対に嫌だ。

でも、振られたら、もう
ただの幼なじみにはもう
戻れなくなっちまうよなぁ。


あー!もう!