「じゃあ、今日はあがれー。」

今日も7時に監督の練習終わりの
合図が出される。


でも、今日は走って部室に
行く気もおきない。

優羽はきっともう、家へ
帰ってる。

まあ、俺が言ったんだから
当たり前か。

なんて、ふっと笑う。

ほんと、バカみたいだ。
魁都に言われた通りだな。
余裕なんかねぇよ。


今日はゆっくりと制服へ
着替える。

「秀介、じゃあな。」

「おーう。」

俺は優羽がいないのは
知っていても教室へ
向かってしまう。

あー、ほんとバカだよなぁ。
笑える。


3階まで、上がると
教室の電気がついている。


まさか?