「今日、お前は授業中寝てたよな?」

はい。はい。寝てましたとも。だってあんたの授業眠いんだもん!


なんてことは思ってても言えないから、

「すみませんでした。これからは気を付けます。」

なんて言っておく。

と、


「なんどおんなじこと言ってんだ!」


って返ってくる。

そんな時、

ガラガラ。


数学職員室のドアが開き誰かが入ってきた。


「樺山先生、これ。クラス全員分です。」

あっ。この人知ってる。


確か、ウチの学年で一番のモテ男。

名前は…~

「ありがとな。中嶋。」

そう!!中嶋佑哉!!


私は先生が中嶋君と喋ってる間に出て行こうと思ったが、


あっけなく捕まり終了。


おまけに先生は意味不明なことを言い出した。


「そうだ中嶋。お前数学の成績イイよな?この馬鹿に数学を教えてやってくれ」

この馬鹿ってひどいな先生。生徒に向かって・・。

って顔気の毒に。その人も中嶋君も・・・・


・・・。



「ってかその馬鹿って私のコト?!」