「ご飯、ここに置いておくからたべてね?あたし、帰るから」 そういい終わった瞬間、突然後頭部に滝川くんの手が回ってきた。 「ど、どうし……」 そこまで言いかけたところで、あたしの言葉は滝川くんの唇に飲み込まれてしまった。 ……え? 唇には、柔らかくて温かい感触。