うしろのベットから、かすかに声が聞こえてきた。



起きた……?



ペンを置いて、滝川くんのもとへ寄る。



「起きた?」



「……ん……」



ねおきのせいか、まだ完全に目が覚めていないみたいで、曖昧な返事を返された。