少しして…あたしのたのんだミートスパゲティを若い女の定員が持って来た。











もくもくと無言で
たのんだ物を食べた。





少しして…
ふと気付いた。


祐裕は彼女がいて
こんな事をしてるのだろうか…





祐裕は好きな子がいて
こんなことをしているのだろうか。





不安になった…











でも。弱いまんまで
いたくなかった。












あたしは決心して
祐裕に問い掛けた…



「祐裕って彼女とか…いるの?」



「彼女…?いねぇ…塚、最近別れたんだ。」



「え……なんで?」



「俺…捨てられてさ。相手が他に好きな奴できたんだってさ。勝手だよな。」



そう言う祐裕の瞳は
悲しげで…

寂しげで…

悔しげで…




ぎゅっと強く強く
こぶしを握っていた。