どうやらその子は同じ学年らしい。




「私は、一年の本条 真希。ふつーに呼び捨ててで呼んでね。あなたは?」



「私も一年だよ。名前は紗恵。もちろん呼び捨てで。」










真希といると、弱い自分を見つめて強くなれる気がした。









真希は病気になりながらも強かった。






真希はどうやら、最近隣のクラスに転校してきたらしい。







前いた学校では、バスケをしていたみたいだった。












真希は自分の病気に関してのことを話そうとしなかった。










私から聞くこともなかった。












そんな残酷で
絶えれなぃぐらいの現実を真希は絶対しゃべらなかった。


















真希?
あなたがそんなにも
つらいこと…

苦しいこと…

気付いてあげられたくて
ごめんね?








その時のあたしはずっと

自分が世界一不幸だ。



としか思えなかったんだ。










今はちゃんと笑えてる?