「姫乃?どうした。」

「薫、この犬うちで飼おう?」


「はい?それ、本気ですか?」
「当たり前。お願い!」


「はぁ・・・。姫乃のお願いは聞き流せないんだよなー!わかったよ。」

「ありがとう!」


そして、キミの名前はまたシロと名付けるよ。

そしてまた何度もキミの名を呼ぶよ―――



ペットショップで買い物が済んで、私たちは一旦ホテルへ向かい荷物を置いて出かけた。


これからが、新婚旅行の始まり。


「薫!」

「ん?」


「愛してるよっ」

「は?何、急に。」

「言いたかっただけ。」


「あっそ。じゃぁ俺も。」






一生、姫乃を愛し続けてやるよ―――




そんな、少し王子様みたいな薫に私はこれからもどんどん夢中になっていくのです。

今も昔も、ずーっと、私は薫一筋です。



薫に夢中なんです。



END…