ドンッ 「キャッ」 「ごめんごめん大丈夫?」 「あっ大丈夫です」 そう言って差しのべられた手をつかみながら相手の顔を見てみた。 (すんごくかっこい~) 「ほんとに大丈夫? 擦り傷あるし保健室いこっか」 「先生には言っとくから結愛は保健室いきな!!」 「わかった。 ありがと、愛菜」 私は一人で保健室へと向かい始めた。 「俺もいくよ。 ぶつかったの俺だし」