きっと叶多はそんなこと望まないよね
あなたのために…
でも…重いよ…
バカみたい…
「あたしね…いま結人って人と暮らしてるの
その人いい人なんだよ。あたし、多分結人に恋してる
でも伝えないよ…でも、死ぬまで許してね…
あたしもそっちに行くから」
あたしの独り言は暗くなっていく空に消えていった
「…ッ…か…なたぁ…あたし、死にたい」
叶多はどう思うかな
あたしみたいなの重いと思いますか？
そのあとしばらくここにいた
それから当てもなく歩き続けた
なんでこんな思いしなきゃいけないの？
なんで叶多が死んだの？
こんなのただの言い訳…
あたしは気付いたらネオン街にいた
