短い間だけどね
「あぁ…君にはここで暮らしてもらう
ちゃんと着替えもご飯も風呂もある。好きなように暮らせばいい」
「ぁ…はい」
こんな生活ができるなんて贅沢ね
まぁどうせ死ぬんだししかたないか
あたしの心を読み取ったのか水瀬さんは笑っている
「じゃあ君は部屋に行ってくれるか?ドアの外に案内してくれる人がいるから」
玲奈は挨拶してから部屋を出て行った
「華夜、面白いのを連れてきたな」
「そう言ってくれると嬉しいです」
「それとお前に言っておくことがある」
水瀬さんは急に仕事の顔になった
水瀬さんの仕事の顔は怖い
視線に殺されそうになる
「お前の学校に警察が来た。多分、芦屋華夜という人間のことを嗅ぎまわっているかもしれない。一応気をつけろよ?これから出しに行くんだろ?」