ラブレターを渡してから1週間。
最近、少しずつだけど、蓮見くんと挨拶を交わしたり、会話ができるようになってきた。
「愛翔!最近いい感じじゃん!!」
「ちょっと、声が大きいよ、友利ちゃん…」
何て言いつつも、ちょっと嬉しいと思ってる自分がいる。
「月島、はよっ。」
「っ!!お、おはよう…」
「月島さーん、塚越おはよー!!」
「田嶋くんもおはよう…」
「おはよう、田嶋!!あっ、貸したノートちゃんと持ってきてくれた?」
「持ってきましたよ!!ちょっと荷物多いからこっち来てくんない?」
「ったく、もうー…」
そう言いながら、友利ちゃんは田嶋くんの方に行ってしまった。
「あいつら、本当に元気だよな…」
「うん…でも、楽しそうでいいよね。」
「…月島さ、いつもそうやって笑ってた方がいいぞ。」
「っ!!」
そう言って、蓮見くんは自分の席に座った。