「・・・・」



怖くなり、私はその場に立ち止まってしまった…

慶はそれに気づかずに、どんどん先に行ってしまう…




どうしよう…

もうすぐ慶とJINくんが、すれ違う距離になるよ!




「これはこれは。天才ギタリストさん…じゃないですか」


!!

もうすぐ慶とすれ違おうとしているとき…JINくんは、慶に話しかけた。




や、やめて!


私は急いで、慶を追いかける。




「はじめまして。僕、……って、え?」





JINくんが慶を小馬鹿にした態度で、自己紹介しようとすると…

慶はそれを完全に無視して、ひとりですたすたと先に行ってしまう。